11月の始めのことを書きます。
昔、その店は富山では有名な飲み屋街の入口にあった。
そういう場所にあったせいか、店構えも手伝って、街から離れた山沿いの中学生の女の子にはその店に入るのは相当勇気がいることだった。
しかし、好きなものづくりの興味が勝り、勇気を出してその店を覗いた。
その後、何度か訪問した記憶がある。
毛糸に没頭した私は、その店がその場所から移転したことも知らずに、そのこともいつしか忘れていた。
三つ子の魂百までもとよく言ったものだ。
毛糸を再開すると、何故かレーザークラフトがやりたくなり、いろいろな小物の企画を出している。
材料を探しているうちに、一軒のお店を見つけた。

お店を訪問すると、革で作った古いゴルフバックが置いてあり、もしかしたらあのお店と思い質問すると、そうであった。今は娘さんが継いでいる。あのときの店が見つかり、まだあったことがわかって嬉しくて嬉しくて…。