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  • 執筆者の写真Masahiro Doi

アラン模様のニット帽がそろそろできあがります。


そこで私が不滅と豪語するアラン模様についてちょっと書きたいと思います。

アラン模様とは、アイルランドのアラン諸島の漁師用のセーターが起源です。アラン諸島はアイルランド本土西側に位置する、3つの島からなる地域です。主な産業は漁業、農業、観光業。どれもちいさな島で最も大きな島でも東西12k、南北4kのイニシュモア島です。大西洋に囲まれた島は日常的に強風が吹いており、岩盤からできた土地は決して農業には適したものではありませんでした。強風が作り出す荒波は漁業を営む漁師たちにとっても厳しい環境でした。そんな環境下で船を出す息子や夫を寒さと濡れから守るために1000年も前から島の女性たちが編み始めたセーターがアランセーターの発祥です。

そのため、漁に使うロープや命綱をイメージした縄状の編み方が特徴でそれぞれに意味が込められています。

糸を交差させることで厚みと空間ができ防寒性が高められています。アラン諸島の漁師では、家庭ごとに編み方を変えて、事故時に個人を判別したともいわれています。

今回のニット帽は 下の2模様を使いました

1:ケーブル(縄)

  漁師たちが使う縄や命綱

     大漁や安全を示すといわれており、また交差する縄の模様は結婚や子孫繁栄を意味することも

2;ダイヤモンド

   漁に使う網の目を表した模様

     富と成功と宝物を示しています

                     その他合わせて24種類があります。


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